昨日は,午前中に家で原稿を書いて,昼からは大学へ。
午後一で,情報センターでの講座を担当しました。いくつかブースがあるイベントのうちの1つだったのですが,5名の小中学生が来てくれて,それぞれ作りたいものを作って帰っていきました。講座は,Autodrawとレーザーカッターを使った工作だったのですが,人によって全然作る物が違いますし,そもそもの興味が違いました。AutodrawといえばAIにサポートしてもらいながら描く機能で話題になったソフトなのですが,中にはまったくその機能を使わない人もいました。AIのサポートを使わない人の中でも,「これを作るんだ!」と写真を用意してきた人もいれば,描きたいものが好きすぎて何も見ずにもくもくと作り続ける人も。
もちろん,Autodrawとレーザーカッターに興味をもった人もいました。Autodrawに興味を持った人の中には,何を判断材料にしているのか気になるらしく,何度も似ているが微妙に違う絵を描いて確かめてみたりしている人もいました。レーザーカッターに興味を持ち,どれほど細かい描画ができるのかを確かめるように,細い線のイラストを選び加工させている人もいました。
参加した5人(小3~中1)のうち,一緒に来たのは2人(小5と中1)だけで,他は初対面です。そして,それぞれやりたいことをやっている状態なので,データを作っている時は積極的なやりとりはないです。レーザー加工が始まったり,完成して取り出したりするタイミングで自然と集まり,「見せて!」「へぇ~」と盛り上がり,また各々の場所へ戻る。そんな感じでした。
コンピュータで加工用のデータを作る場合,そのメリットの1つは,いくつかの意味でやり直しができることにあると思います。また,今回使ったレーザーカッターは,なかなか加工時間が短いので,短い講座時間の中で何度か実際に加工ができました。こんな感じに,初めての場合「とりあえず,やってみよう!」と気軽にできるソフトや機械は心強いと思います(運営側としても)。あとは,Autodraw自体も直感的に分かりやすい操作なので,結構楽をさせてもらいました。
Macbookを使っていたのですが,何度も画面をタッチして操作をしようとしている人がいました。初めて使ったコンピュータや普段使っているコンピュータで覚えた感覚って,結構重要なのかなと思いました。むしろ,以前学習したものを使って操作するわけですから,当然なのですが。彼にとっては,マウスという新しい道具との出会いだったのかな。(普段はiPadを使ってるようでした)
2017年10月1日日曜日
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