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2017年12月17日日曜日

12月17日

博士論文の進捗は予定通りで,12月22日以降は校正作業に入れそうです。
博士論文と一緒に出す各種書類が案外多く,時間を取られています。
今は謝辞を書いているのですが,書くほどにこの6年間(学部も合わせれば10年間)本当に多くの人に良くしてもらったこと思い出し,涙腺が緩みます。
少しだけ気持ちに余裕が出てきたので,3Dモデリングの復習をしたり,本を読んだりもできました。

最近は,博士論文関連以外に,修士課程の学生と先生の打合せに同席したり,RAやTAの仕事をしたりしています。
昨日も,同じ研究室の修士課程の学生の打ち合わせに同席し,修論執筆に関する話をしていました。
修論を書いている学生の様子から学ぶことは多いです。


個人やテーマによって様子がだいぶ異なりますが,徐々に自立して学べるようになる感じは興味深いです。
ものづくりの趣味に関しては,まさに,自己主導,探究,協同の学びができている学生がいます。
こうした学生でも,研究に関しては,「誰かが教えてくれるもの」という意識から脱することが難しいことがあります。
学校という場所に対するイメージが「教えてくれる」もので,その環境によって振る舞う習慣ができてしまっているのか。そうであるならば,学校文化の罪は大きいと思います。

2017年11月26日日曜日

身体の拡張とダイバーシティ

今日は吉藤健太朗(オリィ)さんの講演会に参加してきた。
オリィさんについては,オリィ研究所やTwitterのアカウントを見てもらえばと思う。
講演会は,現在の活動の原動力となっている「孤独をなくしたい」という思いや現在の活動についての紹介,社会に参加できなかった人がどうやって参加できるようになるのか,といった話だった。

孤独にならない,というのは「関係性がある」ということであるとし,どうすれば関係性を作ることができるのかを考えて作ったのが,分身ロボットOriHimeということらしい。
生身の体が無くても関係性というものは作れ,重要なのは「いる」という存在感があるかどうかという点のようだ。
興味深かったのは「存在率」という考え方。
例えば,OriHimeを使って研究所から講演会をしたとして,講演会場での存在率90%,研究所での存在率10%といった具合である。(実際に,講演を予定していた日に入院をするということがあって,その日は現地にOriHimeを送って講演したらしい)
RPGゲームでの没入感も似ていて,その時はまさしくゲーム内に自分が存在していると思っているわけである。
SNSやオンラインゲームもそうであるが,こうした取り組みを同期方法やコミュニケーション方法として捉えると面白い。OriHimeの場合は,ロボットの身体を使った同期型コミュニケーションである。
関係性を作るためにコミュニケーションが必要で,それをどうすればできるのか,コンピュータやロボットが個人にも身近になった現在では,考え方次第で可能性は広がるわけである。

ALS患者の方や事故で身体が不自由な方が,家族とコミュニケーションをとったり,仕事をしたりする事例も紹介があった。
こうした事例からは,OriHimeは身体の拡張というように考えられる。
テレワークというのは今までもあったけど,存在率も重視することでコミュニティへ帰属感も全然違うだろう。
また,今まで,社会参加が難しかった人も参加できるようになるし,参加方法も多様化するというのは良いことだろう。生身の体が無くても,その場に参加できるということが受け入れられるようになることで,身体のダイバーシティも向上するようになるのではないか。

コンピュータの発展によって,人間が扱える計算は格段に進歩した。
こうした人間の能力の拡張をするために技術が活用されることは多々ある。
OriHimeのようなロボットによる,身体の拡張というのはフィジカルコンピューティング分野の発展によるものである。
介護や農作業などで注目されるパワードスーツも,身体の拡張の事例である。
これまでは,社会に対して障害があり,それを無くすためにこうした技術を使うということがあったが,積極的に使うことでさらに人間ができることを増やすことが可能になるのではないか。
例えば,高所で作業する時に手が4本欲しいなんてことも可能になるわけである。
身体のダイバーシティが高まることで,もっと自由な発想が広がることを期待したい。




2017年8月20日日曜日

マイケル・B・ホーン,ヘザー・ステイカー:ブレンディスティット・ラーニングの衝撃


うまくいかない事例として,コンピュータを導入したが,授業は工場型教育なので,結局使わないし,コンピュータを使うことが目的になってしまう,という話があった。
これは本当に陥りがちなところで,自分自身の取り組みを見てもドキリとしてしまう。
技術科で注目されている3Dプリンタ。これも個人のニーズに合わせたものづくりツールとして注目されている。ものづくりに興味がある技術科教員であれば,一度は触ってみたいと思っている道具でもあるだろう。しかし,いざ授業に導入するとうまくいかない。結局教員は個別の対応に終始してしまっているという状況になる。

まず,教員と生徒の関係性が工場型教育のままだとうまくいかない。教員だけが知識を持ち,分からないことは教員に聞く,いやむしろ聞かないで行なうと「勝手にやっている」と言われてしまうという認識だ。
次に,いつそのツールを使うのかが固定されてる。個人によってつくるものが違う場合,ものづくりを支援するツールとしての3DCADや3Dプリンタを,「いつ」「どれだけ」使うのは個人によって異なる。しかし,使用するタイミングや時間を統一してしまうとうまくいかない。そもそも,どの基準に合わせて時間を設定するのか。

イノベーションには,持続的なものと破壊的なものがある。コンピュータによってディジタル化されたものづくりのツールは,十分に破壊的イノベーションを起こすための力を持っている。しかし,肝心の運用形態が従来のままでは,どこかぎこちなく,目的を見失いがちになってしまう。

2017年8月4日金曜日

格好いい大人

これは何度も考えては忘れてを繰り返していることなので,再び忘れる前にメモをする。
おそらく,歳を重ねることでだんだんと分からなくなる感覚のような気もするので。

唐突であるが,大学進学以降に格好いい大人にたくさん会えた。
容姿が整っているとか,そういった意味ではなく,振る舞いや考え方が格好いいのだ。
私が格好いいと感じた点はいくつもあるのだが,共通する点は以下の点だ。


  • 今,何かに挑戦している。
  • 苦労することはあっても,楽しそうである。
  • これまでやってきた実績で語らない。
  • 今,何を考えていて,どうしたいかで自分を説明する。
  • 年齢や性別に関係なく対等に人と付き合おうとする。
裏を返せば,そうでないと格好悪いと思っているのだろうか。
自分でもよく分からないが,格好いい大人と会えたので今の自分があるのは間違いない。
私も格好いい大人になりたいし,そう生きていきたい。

書評ではなく,読書の際のメモとしての記録について

最近は就職活動が終わり,来年からの動きに関することが増えてきた。
それから,ようやく年度末に向けた動きが本格化してきてので,少しバタバタしていた。
そんな感じだったのでこちらの更新,とくに日報の更新がおろそかになってしまっていた。

言い訳はこの辺までにして,この机上の空r
机の上のメモ帳に書くことを少し増やしたい。

よく本を読むのだが,いわゆる一般書についてあまりまとめるように読むことがない。
そもそも,読んだ本をまとめるのが苦手なのだ。
いや,全般的にまとめることが苦手で,次々とあたらしいことに手を出してしまう性分なのだ。

読みながら,気になった点や分からない点などをメモすることがある。
ここのメモ帳にもそのように記述したいと思う。
なので,非常に断片的であるし,その切り取り方には私の主観が大いに含まれている。
というか,なにか新しい知識を獲得する際には,受け取り手の知識のネットワークによって受け方が違うので当たり前である。
したがって,あまり参考になるものではないと思う。もしかしたら,数年後,いや数か月後に私自身が読んでも参考にならないかもしれない。

しかし,もしも気になるフレーズや解釈があって,その本を手に取るきっかけになったら幸いである。

2017年6月28日水曜日

6月28日の朝

少しうれしいことがあったので,メモをしておく。
今朝,FBを見るとある投稿があった。

その投稿の趣旨は,自分はその場の対象のためにやっているのでなく,自分が「良い」と考える状態を目指して行動している,つまりは自分のために仕事をしているという感じのものだった。
非常に共感した。むしろ,自分のダメなところだと思っていた節もあるので勇気づけられた。

この人は自分にとってはキーパーソンであるのは間違いないのだけど,直接的にガッと教えられたとかそういう関係ではないと思っている。
緩やかに共有して,おおむね同じような社会を描いている感じ。
(向こうはどう思っているのかは分からないわけですが)

(追記:キーマン,キーパーソンというよりも,キーとなる環境や関係を作っておいてくれた人,というのが適切ではないかと思ったので書き加えておきます。)

以前,「自分と長期的に関わっている人は案外少ない」という話をされたことがある。
その人のプロジェクトに数年に1回ペースで参加させてもらっている。最近もSNSでは定期的にやり取りをしている。実際に会うのは,それぞれ違う地域に住むようになってから3~4年に1回くらい。

あと,2年くらい経ったら,また会いたいと思う。


12月17日

博士論文の進捗は予定通りで,12月22日以降は校正作業に入れそうです。 博士論文と一緒に出す各種書類が案外多く,時間を取られています。 今は謝辞を書いているのですが,書くほどにこの6年間(学部も合わせれば10年間)本当に多くの人に良くしてもらったこと思い出し,...